新電力(PPS)に対する疑問
電力の自由化に伴い、新電力という言葉が巷を賑わしています。
少し調べるとあらゆる情報が世の中には出ています。特にインターネット上では、新電力に切り替えてからの電気代削減事例等も紹介されていたりします。
しかし、そもそも論でメリットとデメリットを知りたいという方も多いのではないでしょうか?
今回は新電力のメリットとデメリットを極力簡単に、専門用語を使わないようにしながらお伝えしていきたいと思います。
そのため、専門用語の解釈が曖昧になる部分がありますが、ご了承いただけますと幸いです。
そもそも新電力(PPS)とは
電力の自由化は実は2000年から始まっています。
しかし、現在自由化されているのは「高圧」と言われる電力を利用している施設だけです。
50kW以上の電力を高圧と呼ぶのですが、一般家庭が利用しているのは50kW未満であることがほとんどです。
つまり、一般家庭向けにはまだ自由化されていないと言えます。
電力の自由化で出来るようになること。
それは「認可を受ければ電気を誰でも売れる」ということです。
お客様の立場から言えば、「好きな電力会社から電力を購入できる」というのが自由化です。
新電力のメリット
まずは新電力のメリットをお伝えいたします。最大のメリットは、間違いなく「電気料金の削減」です。
動画による説明もご用意しております。
いままでは大手電力会社様(滋賀県であれば関西電力様)の提示する料金に従い、値上げに対しても嫌でも応じるのが当たり前でした。
しかし、自由化によって大きな変化が起こります。
「関西電力様よりも安い料金を提示する電力会社」が登場します。
つまり、お客様からすれば数ある電力会社から好きな電力会社を選択することができるようになるのです。
もちろん、電力の質や安定性などは全く見劣りしません。
初期投資にお金がかかるようなことも一切ございません。
書類1枚で切替手続きができ、一瞬で節電ができるとお考えいただいて間違いありません。
新電力のデメリット
それでは新電力のデメリットは何でしょうか?
1つだけ大手電力会社様に負けるものがあります。それは、「大手の信頼感」です。
こればかりは絶対に勝てないものであると私達も理解しております。
しかし、それを払拭する2点の理由が存在します。
1980年代、「通信」が自由化されました。それまで電電公社が牛耳っていた業界が自由競争になったのです。
そこで生まれたのがKDDIだったりソフトバンクなのです。
つまり、後発隊だからと言ってサービス力等で負けるわけではなく、むしろ後発隊だからこそできるサービスが生まれてくるのです。
そしてもう1つ。現在滋賀県庁はすでに新電力に切り替えているのをご存知でしょうか?
滋賀県庁は原発の問題や電気代の観点などから新電力にすでに乗り換えているのです。
行政が切り替えるくらい新電力は「安心できる」と言っても過言ではないのではないでしょうか?
まとめ
ここまで新電力のメリットとデメリットを考えてきました。
はっきり申しましてデメリットはほとんど無いと言えるでしょう。
問題になるのは「切り替える」と判断する、その意思決定を後押しできるかどうかです。
後押しするのは、世間の風潮だったり私達電力会社だったりすると思いますが、メリットばかりの自由化であると自信を持って言うことができます。
電力はご自身で選ぶ時代に突入いたしました。自由化を通して、1人でも多くの方の生活が豊かになれば幸いです。
【追記】
2016年4月より解禁される一般家庭への電力自由化に、弊社も電力供給サービスを行う決定をしました。
業界大手の電力会社では難しい、痒いところに手が届く対応を弊社では心がけていきます。
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